屋上の美咲

曲のタイトル : 屋上の美咲 | 初音ミク(ボカロ)
作詞 : 牢獄P
作曲 : 牢獄P
歌声(ボカロ) : 初音ミク
(歌詞)
七階を 吹き渡る 
春四月 風はまだ冷たい
走馬灯 回ってすぐ消えた

歓声は 窓の外 
文集に 夢綴るヒトたち
あの場所に 私はもういない

拳が肘まで入るようになったよ と
ハルカは壊れた子宮を晒した
ナツミは白昼生きながら焼かれた
誰もが またテレビのヤラセだと思った
トモダチ そう呼んでいた気がした
みんなみんな 遠くへ 走った

気がつけば 足が すくんでいた
この部屋に 自分を生き埋めて
諦めて また 諦められた
西陽射す 夕刻の 笑い声 どこかしら乾いて
もう幾人 神隠しになった

アキコは七度 苗字が変わった
その度赤子は 刻んで流した
花屋を夢見た ミユキの花は散り
真冬の公園で爛れた花を売る

私はみんな 見ていた
そして
どこまでも 澱んだ

いつか私も咲かすだろう
奈落の柘榴は赤い花
美しく咲きはしないだろう
潰れて開いた赤い花

いつか私も咲かすだろう
いつか私も赤い花

誰一人 思い出せない
人知れず散った赤い花
作詞・作曲者 ⇒ 牢獄P,牢獄P