イロニー・ティーチャー

曲のタイトル : イロニー・ティーチャー | 初音ミク(ボカロ)
作詞 : スペクタクルP
作曲 : スペクタクルP
歌声(ボカロ) : 初音ミク
(歌詞)
夜更かしを知ったアリスは、
毎晩 夢を文字に起こして綴じた。
チョークを片手にメリー・ポピンズは、
公園に行って帰らない。

キャプテンフックは悪者だって、
時計の針だけがささいた。
進め、ガウェイン・ランスロット。
存分に剣を振え。

独り善がりな夢見る僕に
羽のむしり方 教えていたのは
きっと きっと 君だった
際限なく地図を広げる僕に
夢のたたみ方 教えていたのは
きっと きっと 君だった

コティングリーのフェアリーテイル。
挿絵の妖精、笑ってる。
服を無くしたピーターラビット、
ドワーフに紛れて帰れない。

石畳に佇んでいる、
誰も居ない221B。
100エーカーの森では、
もう 笑い声は響かない。

逃避行重ねて迷子の僕に
骨の埋め方 教えていたのは
きっと きっと 君だった
聡明な大人を気取る僕に
愚鈍の使い方 教えていたのは
きっと きっと 君だった

ハッピーエンドの御伽話、
夢は夢のままでよかった。
スーパースターが現れない
世界に気付いたのは―――

叶えようとしてた無数の夢
その壊し方
怯えていたのは 
きっときっと「君(ぼく)」だった

無知を知らなかった子供の僕に
世界の知り方
教えていたのは
大人になった僕だった
作詞・作曲者 ⇒ スペクタクルP,スペクタクルP