宇宙みかん

曲のタイトル : 宇宙みかん | 初音ミク(ボカロ)
作詞 : ピノキオP
作曲 : ピノキオP
歌声(ボカロ) : 初音ミク
(歌詞)
いつまでこうしているつもりなんだ
どうにかして 脱出を図りたがった
それはアルカトラズをゆうに超えた
夢のなかでも あと少しだった

また目が覚めて 重力にうんざり
寝癖頭の私を 見下してくる 太陽
変わり映えしない日々
デジャブも飽き飽きで
自然破壊よりも先に私が壊れそうよ

このまま地球にいるなんてバカみたい

もう いっそ 宇宙で暮らそうよ
宇宙こたつに入って 宇宙みかん食べてさ
幾千の星たちと肩を並べたら
呼吸も忘れるほどに
ふわふわと浮いていたいんだ

だけど私はただの人間だった
ちっぽけで頭も良くはなかった
悩みもよくある話ばっか
友達や家族が全てだった

SF映画の主人公に憧れて
モノクロの現実に少しだけ色が付く
いつか宇宙からの招待状が届いて
連れて行ってくれることを
全信無疑 願うけど

私の住んでるこの惑星(ほし)じゃ
ファンタジーみたい

宇宙で暮らすにあたっての
太陽系マニュアル

火星は寒いよ
木星でかいよ
金星ガスいよ
水星は意外と熱いよ

土星はわっかあぶないよ
太陽は調子に乗ってるよ
月は横顔冷たいよ
冥王星はどこへいったのだろう
地球は溜息でいっぱいだ

さあ みんな宇宙で暮らそうよ
宇宙ジュースで乾杯して
宇宙肉を食らうんだ
ああ 宇宙へ引越しをするその前に
宇宙ハボキをかけて
まずデブリをけちらすんだ

でも きっと 宇宙で暮らし慣れたら
無重力にも飽きて
地球が恋しくなるかな?
遠い地球の蒼白く光る輝きに
つまらなかった毎日を
思い出し涙するんだ

やっぱり私はただの人間だった
宇宙に憧れる地球人だった
逃避は束の間の休息だった
これからも地球で生きる そうなんだ
作詞・作曲者 ⇒ ピノキオP,ピノキオP