片見月

曲のタイトル : 片見月 | 初音ミク(ボカロ)
作詞 : defplus
作曲 : 島白(よだれP)
歌声(ボカロ) : 初音ミク
(歌詞)
この瞳に映るものは
どこまでも
灰色な大地と海と

白か黒で塗られた空は
幾何的で 完璧で 
何にも無くて

ここで独りきり 
千の夜を見つめてる
ため息 巡らせてる

黒い黄昏の 終に現れたの
ひかる 星一つ 
やさしく浮かび 
手招きしてた

うさぎやうさぎ 
何を求めて跳ねていく?
リサージュの花を 
咲かせてぐるぐる

どこにへも 辿り着けぬ 
無限ループ
ガラスの砂 落つ 
音の間 駆け回る

夢の始めに
切り捨てたヴィジョン
包まれた暖かさを 
繰り返し 

廻らせる

無理に突きつけた難題(パズル)
答え無いモノばかり
誰と触れたくもないと
心閉ざす 自分と似てる

また独りきり 
千の秋を眺めてる
行くあて知らぬ視線

白い暁の 終に見えたのは
違う! 月じゃない
記憶 くすぐる 
懐かしい 灯り

うさぎやうさぎ 
何に耐えて泣いているの?
閉じた繭の殻 
カッシーニの卵

傷つきと孤独の
トレードオフなんて
理論でも充分で 
経験に目を背け

夢の続き 
見たくて見たくない
クリシウムの海の影 
覗き込む

わたしはうさぎ
何を恐れ隠れてたの?
独りの世界は 
欠けたままの月

不死なる幻の身体 
投げ捨てて
人世(ひとのよ) の元へ

こわがりうさぎ 
出口目指して 走りだす
開けた宇宙(くうかん)なんて 
ひとっ跳びの航程で

ゆるやかなベジエ 
描いて流れてく
不安の向こうへ 
天高く舞い上がれ

夢の終わり
蒼く広い空と
海に包まれた惑星(ほし)に

いま帰る 
いま戻る
天(そら)の下 
舞い降りる

また会える
作詞・作曲者 ⇒ defplus,島白(よだれP)