神創り篇

曲のタイトル : 神創り篇 | 初音ミク(ボカロ)
作詞 : フユヲ
作曲 : 鳥野ささみ(黄昏P)
歌声(ボカロ) : 初音ミク 鏡音リン 鏡音レン
(歌詞)
【かごめの夜】

お山の奥の小さな里の
金髪青目のかわいい娘
お山の奥の小さな村で
同じお顔の弟と
いつもふたりで仲良しこよし

お山の奥の小さな里で
かわいい双子のお子様を
愛し愛して育てた娘
緑の御髪に青いお目々の
やさしい綺麗なお巫女様

いつも三人仲良しこよし
お歌を歌ってお手々を繋ぎ
ととさまたたさま居らずとも
今日も三人お手々を繋ぎ

<花一匁 鬼ごっこ 
 かごめかごめと 手鞠歌>

お山の奥の小さなお里
お山が枯れてひとは泣き
金髪青目のかわいい娘
愛し愛した弟と
さよならしますと決めました

<私は幾ら 花一匁>

お山の奥の小さなお里
街へ売られるかわいい娘
ゆびきりげんまん
やくそくしましょ

私の姉様 可愛いお人
帰ってきますいついつか

お山の奥の小さなお里
残され泣いたお巫女様
金髪青目のお子の手繋ぎ
泣いて泣いてはやくそくひとつ
お山もこの子も必ずや

<花一匁 私は幾ら>
<かごめ かごめ 
 むすめはひとり
 かごのなか
 おやまのかごめ
 まちかごめ 
 かごめかごめと
 かごのなか>

それはお山の遠いお話
枯れはて飢えたお山のお里
街に売られたかわいい娘
取り残された弟と
お子らを愛したお巫女様

ここで待ちますいついつまでも
この子と待ちますいついつまでも
この子を守り
お山を守り
また三人で いついつまでも

<かごめ かごめ おやまのむすめはまちかごめ>


【神様創り】

それはお山の昔の話
やさしいかなしい巫女様の

お山の小さな里に
ひとり住んでるやさしい人は
緑の御髪に青いお目々の綺麗なキレイな巫女様で

お山を愛するやさしい人は
お里を愛するその人は
枯れたお山に涙して
植えたお里に涙して
お山の柱になりました

お山のお嫁にいきました

お山を愛したやさしい人は
お里を愛したその人は
お山のお嫁にいきまして
お山の神様になりまして
ひとりぼっちになりました

山神様になりました

それはお山の昔の話
やさしいかなしい巫女様の
お歌の好きな巫女様の
お嫁にいった巫女様の
緑の御髪の娘の話

お山の奥の小さなもりに
ひとり住んでるさびしい人は
緑の御髪に青いお目々の
いつかのどこかの巫女様で

かなし かなしと 歌うひと


【花篭女の夜】

<かごめ かごめ かごのなかのはなは
 なになにおもう とおくのそらに>

街灯り 灯篭の 贋物の灯
いとし こいし
悔いなど無いけれど
いとし こいし
あの人は泣いてはおらぬか
あのお子は泣いてはおらぬか

私 私はさびしけど
泣いてはおらぬと伝えてほしい
だけど だけども 
いとしや こいしや

籠から仰ぐお空は遠し

仰ぎ見る 遠い空 色は同じ
懐かしや 夢に見る 緑のお山
いとしや こいしや なつかしや
籠のお外はなつかしや
緑のお山がなつかしや

だけど だけども 私 私は
籠から出られぬ もう出れぬ

今日は誰と遊びましょう
明日は誰と遊びましょう
明日は誰を知るのでしょう
だから私はもう出れぬ

<かごめ かごめ かごのなかのはなは
 なになにおもう とおくのそらに>

<いとしや こいしや なつかしや
 みどりのおやまのいとしいひとら>

それでも私 私はここで
明日は誰と遊びましょう
明日は誰を知りましょう

<おやまのゆめみてまちかごめ
 うまれてしんでまたうまれたら
 こんどはさんにんおててをつなぎ>

娘はぽちゃんと沈んで消えた
作詞・作曲者 ⇒ フユヲ,鳥野ささみ(黄昏P)