監禁少女の歌

曲のタイトル : 監禁少女の歌 | 初音ミク(ボカロ)
作詞 : 牢獄P
作曲 : 牢獄P
歌声(ボカロ) : 初音ミク
(歌詞)
わたしはなんにもしらぬまま 
ちいさいおへやにとざされた

酷く狭い部屋のはずなのに
果てし無く続く泥濘にも似て
一度踏み込んだらそれなりに
居心地がいいと思えた

私を縛るものは鎖じゃない 
プライドと、その裏返しの怯え
全て投げ棄てたら今すぐに 
ここから出ていけるのに

誰もが本当は私など要らない 
それでもあなたにすがっていたんだ
嘘で組み上げた束の間の愛で 
私を生かさぬように、殺さぬように

今更どんな顔をして
許して。
なんて言えばいいんだろう?

日々嬲られながら、ふと 二度と
帰らぬ日々を思った

「もう大丈夫」と嘯いてあなたは
私に触れてくるけれど
その声も その指も
今は 冷たい

いつかは誰もが私を忘れて…
それでも私は覚えているんだ
誰一人知らぬ部屋の片隅で 
世界の終わりを夢見ていたこと

全ては私の心次第で終わる 
悲しい連鎖は切れる 
でも、できない。
それはとても簡単な筈なのに 
出口は幾つも開いているのに

あの窓は高すぎる
あのドアは遠すぎる
作詞・作曲者 ⇒ 牢獄P,牢獄P